学ぶというと「外からの知識を得る」感覚が強いと思いますが、東洋哲学を学んでいると「自分の中にあったものに気付く」感覚に捉われます。
日本人は自己主張が少ないと言われ、学ぶ前はそれを悪いことだと捉えていました。しかし自と他をひとつとする思想を学ぶと、自分のエゴを丸くして世界を俯瞰して見る発想を持てるようになりました。

さらに、東洋哲学と禅を学んだことで、アーティストとして描きたいものが定まりました。
東洋の思想、日本美の思想を日本画にすることで、そこに込められた「自然の一部として生きる」思想を生活の中に取り入れる、という目標を持って、作品を作れるようになりました。

何を目指して作品を作るか、という部分がふわふわだったことに気が付き、禅の世界に触れることでそれが定まったことはとても大きなことです。

誰しも未来に漠然とした不安があるかもしれませんが、私もその一員でした。
不安解消のために、スキルを身につけたり、人脈を拡大しなければならないと、これまでもいろんなセミナーに出たり、勉強したりして、答え探してきました。

ですが、自分の人生を生きるために、何か正解を探そうとしても見つからない。
いろんな考え方があり、自分の考えにOKを出すということの大切さを学んでいます。

俯瞰的に、自分自身を見つめて、自由に選択できることが重要。固執せずに柔軟に受け入れて、最適解を選択する。苦しみの意識をゼロに、満ち満ちた意識を持って、変化し続ける、波に乗ることが、大事だという考えが身につきました。

自分を大事にすることはエゴではなく、社会への貢献ですね。

• 社会の一員として、
• 自然界の中に存在する人間として、
• 日本人として、
• 地球人として、
• 宇宙人として、

大きな流れの循環の中で生かされていることに気づき、自分が今世で果たす役割を考えれるようになったことが一番の学びです。

◆外資系企業で働く黒田さん​

以前よりも「全体」というものの捉え方が変わった。例えば、以前は今いる自分自身から全体を見ており、職場であれば自分とチーム=>日本=>APACという見方でした。東洋哲学を学ぶ事によりGlobal, APAC, Japan, team全てを含めて全体を見た上で日本や自分のあり方を考えるようになった。

◆教育現場に携わる森内さん​

教育現場では、単なる知識伝達を超え、生徒たちに「自己を見つめる眼」や「人生を考える余裕」を育む指導ができるようになりました。地域活性化の取り組みでは、一人ひとりが持つ独自の物語と美意識を尊重することで、地域全体の調和を考えられるようになりました。夫の看病の中で温かい瞬間や小さな奇跡を見逃さず、人生の意味や命の尊さを周囲に伝えることができたと実感しています。

◆個人事業主の吉田さん

東洋哲学を通して起きた変化は、「自分の枠の外に出る」を体験し始めたことです。具体的には、禅の体得に近づきたいと、合気道を習い始めました。頭の中ではなく、体を動かすことで「所作の美しさ」がどれほど精神性に影響されているのかが分かりました。知覚する範囲が広がりました。

など、驚きの成果を出しています。​